「よう、夜行性集団。」

「おっと、ミューズか。久しいな。」

「まだ起きてたのか、ガラ。エルは?」

「あいつもまだ起きてるぞ。たぶん書庫だ。」

「なら都合が良い。」

「で、そのお嬢ちゃんは?」

「リリア・ミレティクスです!」

「ミレティクス……隠し子か?」

「んなわけあるか。弟子だよ弟子。」

「へ〜お前が弟子を……。しかも姓をくれてやったのか?……まあ、お前ならそういうこともあるか。」

「エル〜いるか〜」

「おっ、ミューズ久しぶり!元気そうだね!」

「お前も元気そうで何よりだ。」

「で、その子があんたの弟子か。かわいいのを見つけたね。」

「えへ…リリア・ミレティクスです」

「ええ!?隠し子!?」

「そのくだりはもうガラとやったよ。」

「ふふ、冗談よ。ここまで聞こえてた。よろしくねリリア。」

「こいつに合いそうな剣術を探しててな。中央書庫漁るよりお前に聞く方が手っ取り早いだろ。」

「私より父さんに聞きゃいいのに。」