炎の国クーブ領の辺境、スチー村が機甲軍兵の襲撃を受けたという報を受け駆け付けたリリア。 リリアは既に半壊していた村の中心でリリアは機甲軍兵を統制していた大型個体を討伐し、村の生き残りを自身の住むクーブ領ウルア区へ受け入れた。
負傷者がメナによって治療される最中、衰弱状態にあった一人の少年がリリアから輸血され一命を取り留める。 その少年は記憶を失っており、仮にカラナと名付けられたものの誰もその身元を知らなかった。 また、村長の娘であったフェリエも父を亡くし行く当てを失っておりリリアは二人を引き取ることに決める。
生まれを知らないカラナにリリアは、かつて孤児であった自分に師匠がそうしてくれたようにミレティクスの姓を与えたのであった。