常に雨が降る国、イルフィア。 炎を操る悪魔に脅かされるその国は、悪魔を阻む聖なる雨と雨無き場所で悪魔を討つイルフィア騎士団により守られていた。 騎士団に属する師弟、レイグとミューズはある日遠征中に行方不明となった調査隊の救出任務に向かう。 イルフィア領外、リシア山中腹の前線基地跡にて悪魔の軍団を打ち破り調査隊の生き残りを救出することに成功した二人だったが、過去の類似する事件を大きく上回る行方不明者数を二人は不審に思っていた。
しばらく経ったある日、街外れで突如巨大な火柱が上がり、これまで悪魔の侵入を許さなかった聖なる雨をかき消した。 イルフィア王都の末端、タロン区の聖なる雨が晴れ上がり、侵入してきた悪魔に応戦すべくレイグとミューズは前線へと出撃。二人は指揮官であるコード1187に挑んだ。 師弟は1187と互角に戦ったがミューズが分断されレイグと1187の一騎討ちとなり、1187の片腕を切り落としたもののレイグは致命傷を負う。 師の最期を看取ったミューズは撤退していく悪魔達を追撃し、怒りのまま次々と斬り捨てていく。 戦いが終わり荒れ果てた戦場跡に立ち尽くすミューズには復讐心が静かに宿っていた。